まさかのフランス

結婚したのがフランス人だった…フランス奮闘生活日記

OFIIの健康診断。フランスいいじゃん、と思った話。

急に召喚レターが届いてから約1週間、再度トゥルーズのOFIIに行ってきた。今回は健康診断。

まずは、11:15でOFIIが予約してくれた近くの町病因で肺のレントゲン検査。病院も慣れていて、「あぁOFIIね。そこ階段下って」とレントゲンコーナーに案内してくれた。ほどなく呼ばれ、レントゲン自体も一瞬で終わった。ヒートテックを来ていたので、セーターとブラを外しヒートテックはつけたままで撮影。秒殺で終わった。他にも私みたいな(と思われる)外国人が数人いて、テンポよく順に呼ばれていた。

次のOFIIは15:00。
召喚レターとパスポートを見せセキュリティチェックが終わりオフィスに入ると、まず質問票があるんだけど何語がいいかと聞かれ、質問票を渡された。
何かと思ったらメンタルヘルスについての質問票で、これまで精神科にかかったことがあるか、過食の気があったことあるか、どうにもならないくらい激しい怒りを覚えたことがあるか、トラウマとなっている悲しい経験があるか、麻薬をやったことがあるか、等々、現在だけでなくこれまでのことを聞く質問が2ページ分ぎっしり。
その質問量や詳細に少し圧倒されつつ。シリアスに考えていることが分かった。

さて、そして、OFIIけっこう混んでいる。家族で来ている人達もいて、10組くらいいただろうか。まじかー…。
15:00に来てと書かれてあったけど、これは待つやつだとすぐに分かった。OFIIに行くときは携帯やキンドル必須。向かいの壁に貼ってあったHIV検査を呼びかけるポスターを読んで時間をつぶす。

待つこと1時間ちょっと。ようやく名前を呼ばれて部屋に入る。優しそうな女性が、何語がいい?と聞いてくれる。申し訳ないのだけど英語というと、「I try!」と笑顔で。前回も思ったけど、OFIIの人めちゃ感じいい。

彼女は看護士さんで、彼女が健康について聞き取りしたあとドクターに会うのだという。そして、今日渡す健康診断書は県庁での滞在許可取得に必要だからなくさないようにと教えてくれた。

さて、看護師さんの聞き取りの内容は、

 ー身長、体重(その場で測るんではなく自己申請w)
 ーメガネはしてるか
 ー何か病気してるか、薬飲んでいるか
 ーこれまでに受けたワクチン(てっきりコロナのことと思ってたけど、それだけでなくBCGとか肝炎とか、子どものときに受けるやつのことを聞かれた。まぁ一通り受けたはず~とやや適当な返事をしておいた)

以上!
5分で終わってびっくり。

その後すぐに”ドクター”に呼ばれた。血液検査か、聴診器か、と思いきや・・・
「元気?健康?」

・・・以上!
えええええええええええ?!なぜか猪木の「元気ですかー?」が頭に浮かんだ。
というわけで、なんと待ち1時間、看護師さん&お医者さんとの診察、というか会話6分、というOFIIでの健康診断だった。

ところで、なぜ滞在許可を求める外国人一人ひとりに健康診断をするのか?の疑問を看護士さんに聞いてみた。そうしたら。
「ビザ取得のために料金払ってるでしょ?それに含まれているサービスです」と。
日本なら機会も設備も揃っているだろうけど、中には基本的な健康診断、ましてやレントゲン検査はここで受けるのが初めてという人たちもいるんだよ」と。

どちらかというと、外から入るウイルスやら病気やらをコントロールしたいのかなと思っていたので、その意味もあるんだろうけども、驚いた。問題や不安があったらきっとヘルプをくれるんだろう。今日も、私は5分で終わったけど、長時間話している家族もいた。
外国人をないがしろにせず気にかけてくれている感じがして、フランスいいな、と思った。みんな優しいし、謎にOFIIが好きになっている。