まさかのフランス

結婚したのがフランス人だった…フランス奮闘生活日記

フランスでスキンケア探し⑪デリケートゾーン用ソープCavaillès

デリケートゾーンは弱酸性のやさしいのがいいとか、よく聞く。

東京OLしてた頃はそのへんも気を使い、いい匂いのするデパートでソープやらクリームやらを買っていたっけ。

しばらくそんな習慣は忘れ去られ・・・

 

が、

このフランスの田舎で他に考えることがないからか(いや、ほんとはちょっとはあるヨ)、

「そうだ、デリケートゾーン用ソープを使おう」

と思い立った。

調べると、いろいろあるのね、フランスも。

Cavaillèsというブランドが老舗?らしく、こちらを試すことにした。

いざ薬局に行くと、保湿やらエクストラソフトやら、アンチバクテリアやら、いろんな種類があって無駄に迷ってしまう。

ぶっちゃけ、もともと特に問題があったわけでもないので、使い心地がすっごくいいとか、何かいい変化があったかというと別になのだけど・・・

なのだけど、デリケートゾーン用ということで安心して使えているのは間違いない。

大きいボトルを買ったけどまぁ減らないので、かなり長く使ってられそう。

フランス語で「粉砂糖」?

最近、クッキーをよく作る。

友だちの子どもが美味しいと言ってくれて調子に乗っているのと、

市販のいろいろな添加物が入ったお菓子を買うよりは手作りのほうがいいのでは、

という理由から。

手作りするとバターと砂糖を多く使うのが目に見えるから恐ろしくなって、毎回気持ち減らしたりしながら(笑)、週1でクッキーづくり。

 

最初は家にある適当な砂糖で作っていたけど、どうやらクッキーには粉砂糖がいいらしいということを知った。

さっそく、ちょうど出かけるオットに粉砂糖を買ってきてと伝えたいけど、なかなか伝わらない。

というのも、英語でpowdered sugarだからフランス語でも同じだと思っていた。

しかし!

Sucre en poudreはグラニュー糖。

粉砂糖はなんと、

Sucre glace

パウダーじゃないんかーい。

これは分からなかったなぁ~。アイシングシュガーとも言うから、そういうことかな?

フードバンクへの買い物寄付🛒

毎年このクリスマス前の時期になると、Banques Alimentairesという団体が街に出て寄付を募る。

そのやり方が日本にはなくて、シンプルかつダイレクトでとってもいいなぁと思う。去年初めて現場に出くわして知って感動した。

 

やり方と言っても、なんてことはない、スーパーの入口にベストを着たスタッフが買い物袋を持って立っている。それを受け取り(なくてもいいんだけど)、自分の買い物と一緒にパスタやらビスケットやら長持ちしそうなものを買って、出口で渡す(寄付する)というシステム。

スーパーによっては、こんな風に「この商品が必要です」ってステッカーが貼ってあったりする。

お金は渡しにくかったりするから、ものを買って寄付できるというのはいい。

しかも、そのときその場でできるのがいい。

見ていると、けっこう多くの人が寄付をしている。本当にちょっとしたもの。パスタ1袋とか、米1キロとか。

たくさん買う必要はないけど、ちょっと気持ちを渡せる機会、それによって社会に少しだけ貢献できたと思える機会、そんな寄付の機会が身近にあるというのがとってもいいなと思う。

フランスでコスメ探し⑩:Kloraneのマンゴーヘアーオイル

主にドライヤーの熱から髪を守りたいという目的で、もう何年もドライヤー前にオイルやらをつけるのが習慣になっている。

そこで買ってみたのがこちら。

日本ではバスクリンで有名だったような?なブランド、Kloraneのマンゴーヘアーオイル。100mlで18ユーロほどだったような。
Kloraneは、シャワージェル、洗顔、クリームなどもやっているけど、シャンプー等ヘアケアが代表選手なのかと思う。


マンゴーって言われなきゃ分からないけど、甘くフルーティーないい香り。

オイルだけどとってもさらっとしている。スプレー式で直接しゅっしゅと髪に振りかけられるのもいい。

100mlの小さいサイズでプラスチックボトルなので、持ち運びに便利。

97%が自然由来というのもいい。

 

一方、使った手ごたえというのがほぼない・・・。

髪を守り栄養を与えるというんだけど、その感じがまったく分からない。香りが残るわけでもなく、、、。

ほんとうに軽いテクスチャーのオイルが好きな人にはいいかもしれない。

もうすぐなくなるから次のを探さなければ。いまのところLazartigueのヘアセラムがナンバーワン。

ワイナリーでぶどう収穫のお手伝い🍇

9月後半の週末、2週にわたって、オットの友だちのワイナリーにぶどうの収穫のお手伝いにいってきた。ワイン用のブドウの収穫のことを、フランス語ではla vendangeという。

朝8時集合。友だちのワイナリーは、ウチから車で20分ほどのところにある。朝7時半ごろ家を出るときはまだ辺りは暗く、到着するころようやく朝が開けてくる。この時期はもうしっかり肌寒くてウィンドブレーカーが必要。

畑もひとつひとつの木もしっかり手が加えられていて、とってもきれい。芸術。

各列数人ずつに分かれて収穫していく。傷んだ部分は取り除きながら、ひとつひとつ丁寧に。

日本でぶどう狩りといったら、頭の上に垂れ下がるぶどうを手を伸ばして収穫という感じだけど、ワイン用のブドウの木って背が低い。なので収穫は中腰、立ち膝、ヤンキー座り。この低姿勢がけっこうキツくて、長時間やってるとあちこち体が痛くなってくる。

この日収穫したのはメルロー。ものすごく立派なぶどうで、手に受けるときの重みがすごい。食べてもおいしかった。

8時集合で即作業開始し、11時ごろ休憩。コーヒー、ジュース、パテ、パン、パウンドケーキなどが振舞われる。あともちろんワインもw。

元気を補充して仕事に戻り、13時ごろまで続ける。

みんな疲れてきて無口になるのだけど(笑)、このバケツいっぱいのぶどうを見ると幸せな気持ちになる。収穫って嬉しい。

半日終えるころには、ぶどうの糖分と色素で手はべたべた、爪は紫(笑) 。手袋すればいいんだけど、素手のほうがやりやすいんだよね。

ボランティアを募るときは、ワイナリーがランチをふるまってくれる。鍋一杯にどんっと料理した田舎料理なメニューが多い。もちろんワインもたっぷりと。秋晴れの空の下でのごはんは最高。

ここのワイナリーはEntrasといって、赤白のワインのほかに、この地方特有のフロックやアルマニヤックを生産している。10年程前に息子(オットの友だち)が継ぎ、オーガニックに転換した。それまでのやり方を変えることで、お父さんとぶつかったりしたらしい。そりゃそうだよな、お父さんもこれまで信念とプライドを持ってワイン造りをしてきたんだから。いまではお父さんもオーガニックに賛同して息子を支えている。

www.domaine-entras.fr

 

この地方(Gascogne)は、去年は雨が多くワイナリーはかなりのダメージを受けた。Entrasも、実に90%のぶどうが病気でやられてしまい、収穫するぶどうがほぼなかったため去年はお手伝いに行かなかった。今年はフランスの北東のほうは作が良くなかったらしいけど、ガスコーニュ地方は量・質ともに良い年だったらしい。

今年私たちが収穫をお手伝いしたのは、Lo CèuとColinaというワインにつかうブドウ。

出来上がってくるのが楽しみで仕方ない!

 

冬を前に・・・薪割りの週末

11月はじめ、秋晴れの週末、

オットと私、義妹とそのパートナー、そしてオットの友だち2人の6人で、

薪割りをした。

響きは地味なのだけど、この薪割りがくっそ疲れる大仕事。

農家だったオットの家は大きな庭(というかちょっとした公園)があり、樫やら杉やらサイプラスやらティオルやらアカシアやら、家族が昔々に植えた木がたくさんある。

この木らが、病気だったり、雷に打たれたり、虫や鳥にやられたりで死んでしまうことがよくある。その木を切って、薪にして、冬の暖房に使うというのがオットん家流。そしてまた新たに木を植える。

 

このエコシステム、とてもいいなと思う。

知らなかったけど、薪って買うと結構高いのね。なので家計も助かる。

 

が、この薪割りがキツイ。死んだ木を、時に業者に来てもらい、時にオットがチェーンソーでガーっとやって、丸太を輪切りにした状態のを数か月~数年放置して乾かす。それを薪にするというのが今回。

薪割りといっても、斧でスパンスパンとやるやつではなく、木こり機(私命名)を業者からレンタルして、ひたすらその機械で切り株を切る。そしてそれをひたすら車庫に積み上げる、という作業。

木の切り株って、木の種類にもよるのだけど、本当に重い。木ってすごい(なんの感心)。

この機械まで切り株を動かしてきて、いい具合に機械にセットしていいサイズに割って行く。そしてそれを拾い上げてはトラックに乗せ、車庫に運んで積み上げる、、、。

朝9時から夕方17時までこの反復運動で、もも、手、腕がちょっと笑えない筋肉痛になる。

1日目の成果がこちら。

そして2日目も同じことを繰り返し(体のあちこちが悲鳴をあげる)、見事な薪の山ができた。数年は冬を越せる。ありがたや。

死んだ木、倒れた木の処理は常日頃あるのだけど、薪割りは3年に1度の大仕事。手伝いに来てくれた友だち(うち一人は薪と引き換えというディールだったけど)、ほんといい奴らだなと心から関心した。

私は、フランスに来て薪割りするとは思わなかった。

フランスのお墓参り

フランスでは11月1日にお墓参りをする。

この日は、トゥサン(Toussaint)とよばれる。ウィキペディアによると日本語では諸聖人の日。全ての聖人を記念する日で、カトリック教の伝統らしい。

今年は、お義母さんと一緒にオットの父方家族のお墓参りに行ってきた。11月1日当日は込み合うので、お義母さんはいつも早めにお墓参りをする。とくに11月1日じゃないとだめとか、そういうのはない。

ここでもお墓は家族単位。ウチのお墓には、お義父さん、その両親、そしてその姉妹2人が眠っているらしい。日本の一般的なお墓よりはそりゃあ大きいけど、この中にどういうふうに5人が入ってるんだろうと少し考えてしまった。けっこう深く掘るんだろうか?

 

それと、これも知らなかったのだけど、フランスでもお墓参りには菊の花を持っていく!秋冬の寒さのなかでも強く長持ちするからだそうな。菊って仏教のイメージがあったけど、フランスでも菊とはびっくり。

トゥサンの前数週間は、町中のお花屋さんが菊の花でいっぱいになる。

菊と言っても色も大きさも様々で、所せましと並べられている花々はカラフルで心が躍る。

もちろん他の花でもOKらしく、お義母さんは他にも、素敵なピンクのバラを買っていた。