あれこれと、日記として残したいと思う出来事や思考・感情はあるのに、いっこうにリアルタイムで書き残せない。書くことが嫌いなわけではないのだけど。物書きにはなれないなーとつくづく思う。
この間、ちらっと日本に帰国していた。
パートナーは来ず、ひとりでの帰国だったこともあってか、あまりテンションが上がらない今回の帰国。テンション低いまま飛行機に乗り、14時間かけて東京に到着。そのまま新幹線に乗って田舎へ直行という長旅。
ものすごく疲れたのは歳だからだろうか。
田舎では、疲れで免疫力が落ちていたのか、熱を出して寝込むという事件を起こした。せっかくの帰国なのに・・・。両親も苦笑い。
日本ではまたコロナが流行ったりしていて、久しぶりにコロナ検査をした。インフルエンザも同時に調べられるやつ。1回の検査薬で4,000円近くもする。高ッ。
コロナでもインフルでもなかったのは不幸中の幸いだけど、貴重な日本での時間を無駄にしてしまったのは悔やまれる。
2年ぶりとなる今回の帰国では、心に残ったことが二つあった。
一つ目は、田舎の緑の深さに圧倒されたこと。
というのも、フランスは乾いた夏で庭の草はからっから。緑というよりベージュ、ゴールドという色。それに対し田舎は、もうすんごい緑。深緑。力強く生命力あふれる緑に感動してしまった。そうか、ウチの田舎こうだった!フランスに戻って数週間経つけど、あの大胆な緑を思い出しては小さな感動を味わっている。
二つ目は、東京のものの多さに吐きそうになったこと。
私、東京は好きだった。いまも嫌いになったわけじゃない。なんだけど今回はどういうわけか、言葉通り物であふれかえっているこの街に目が回ってしまった。
だってさ、ひとつのエリアに何件もコンビニがあり、薬局があり、商店があり、それぞれ同じものを売っている。こんなに必要ある?!?!
新橋とかは見渡す限りの居酒屋、飲食店。ものすごい。
フランス田舎暮らしがデフォルトになりかけているなか、久しぶりの大都会に行ってギャップに驚いたってことなんだと思う。
これだけ大きくなってもまだ、再開発とか言ってあちこちの駅が変わっていく。あの頃は東京で人生を謳歌していた私だけど、もうついていけなくなってしまっている。
フランスの田舎に戻ってホッとしている自分がいた。