まさかのフランス

結婚したのがフランス人だった…フランス奮闘生活日記

TCFテストを受けてみた!

OFIIのA2クラス終了後、希望すれば1度だけ無料でTCFを受けることができる。

ということで、受けさせてもらってきた。

TCFとはまぁ要はフランス言検定テスト。スコアの有効期限は2年。メジャーなものにDELFというのがあるけど、これは資格で有効期限がないらしい。じゃあDELFの方がいいやんけと思うけど、ここで受けれるのはTCFのみ。

正直私は、この二つの用途も、必要性も、利便性も、まったく分かっていないので、無料で受けれるならぜひお願いします、というノリ。

TCFは、PC上で行うリスニング、リーティング(語意・文法、読解)、ライティング、+試験官を相手に行うスピーキングのテストがある。リスニングとリーディングはTV5MONDEのサイトで練習できる。選択式。

TCFのユニークなところは、難易度の違う問題が出され、その出来具合によっていまのレベルが測られるというところ。「A2検定を受け合否判断をする」というんではない。もしかしたらA1かもしれないし、A2、B1レベルもあったりするかもしれない。

さて、ぼちぼちオンラインで練習をして臨んだテスト当日。この日の朝は鹿一家が送り出してくれた。小さくて見えないか・・・。

小さなコンピュータールームで6人、イヤホンをしてまずはリスニングから。コンピューター上で、テストの構成や画面の見方、答え方、時間制限などの説明があったのち、スタート。プログラムは一度スタートするとどんどん勝手に進んでいく。

そう、時間制限があるので、分からない問題は選択肢のなかからテキトーに選んで次へ進む。問題はどんどん難しくなって、読解は後の方は読む量も増えるので、悩んでる時間はそんなにない。たしか、リスニング15分、リーティング20分だったかな。

ライティングは30分、3つのお題が出て、それについてタイプして作文をする。問題は、

「昨日のイベントどうだった?という友だちからのメールに返信しなさい」とか、
「今日の私の誕生会、あなたの弟も来る?弟どんな感じ?という友だちからのメールに、弟の参加有無、弟の特徴を描写して返信しなさい」とか、
「夏と冬、バカンスに出かけるならどっちがいい?街の雑誌に投稿する設定で意見を述べなさい」とか。

決められた文字数で書かないといけないのだけど、私は最後まで画面下に文字カウント機能があることに気が付かず、自分で数えていた…。

ちなみに問題はランダムでそれぞれ違い、隣と相談するということはできない。

ライティングまで終わると、みんないったん部屋の外へ。ここからは準に部屋に呼ばれ、スピーキングのテスト。ここでも3問課題が。最初は自己紹介、次はお店に行った設定で会話(こちらがお客役)、最後は自分の意見を述べる問題。各3分ほど。

1問目はあらかじめ練習しておいたらよし。
2問目は、何の店かにもよるけど、いつ開いてる?どう予約できる?いくらかかる?的などこでも使える質問を用意しておき、あとはアドリブ。
最後のが一番難しいわけだけども、私のときは「ラジオ、テレビ、新聞、情報を得るのにどれが好き?」という問題で、えーー知らんがな、と思って焦り、理論的に意見を述べるなんてことはまぁできず・・・ラジオもテレビもないし新聞も取ってないから情報はすべてインターネットと答え、あとは優しい試験官が投げかけてくれる助け舟の質問になんとか食らいつくという形で乗り越えた。いや、乗り越えてないけど、時間が終わった。

ライティングや録音されたスピーキングは、パリに送られて採点されたあと、数週間で結果が届くらしい。いまの人生になんの影響があるわけじゃないけど、やっぱりテストって緊張するもんだ!