まさかのフランス

結婚したのがフランス人だった…フランス奮闘生活日記

結婚までの道のり④:フランスでの婚姻手続き1

日本での婚姻手続きがコロナのため完了できず、仕切り直してフランスでの婚姻手続き。

私は2022年4月末にフランスに旅行者として入国。長期滞在ビザは日本のフランス大使館ではまだ申請を受け付けていなかったため、ビザなし。

① 彼が地元の市役所に行って必要書類を確認

② フランス語の各種書類を在フランス日本大使館/領事館作成してもらう

③ 彼側、私側の必要書類を市役所に提出、面談、結婚式の日程調整をする

④ 結婚式(市長の前で宣誓&サイン)

⑤ 日本側の戸籍に結婚の事実を反映させるため、大使館/領事館に報告的に婚姻届提出

なんてことないと思ったら、②でつまずいてしまった…。改製原戸籍謄本というのをよく分かっておらず、取り忘れ。領事館に書類一式を郵送で送付後、マルセイユ領事館(ウチの地域の管轄)の担当者から、結婚歴がなく独身であることを証明するため必要なので送るようにと連絡が。改製原戸籍謄本について市役所に行ったとき聞いて取っておけばよかった…。

長期ビザなしなので90日間しかないというのに、書類不備があって悔しい…。けれどどうしようもなく、田舎の両親に頼む。領事館の担当者は優しく、日本から直接領事館に送ってOKとのこと。

こうした手続きをするのに、地方に住んでいると非常に不便。申請は郵送でOKだけど、受領は直接本人or代理人が行かないといけない。ここからマルセイユまでは約500km。

こういう人のために領事館は四半期に1度くらいの頻度で地方都市への出張サービスというのをやっている。ここから一番近いのは車で50分のトゥルーズ。

領事館で仏語書類ができあがったのが5月末、タイミングよく6月上旬に出張サービスがあり、これを利用することに。フランスに来たばかりの私は、領事館の担当者が教えてくれなかったらこのサービスも知らなかった。

この間、彼が市役所に問い合わせてミーティングのアポ取りをしてくれた。かけ直すと言った電話が来なかったり、メールの返事が遅かったり、担当者が変わったり、とイライラもしたけれど、悪い人たちではなく、6月12日にアポが取れた。

トゥルーズで書類を受け取ってステップ③へ、のはずが、6月のはじめ突然祖母が他界。半身麻痺、痴ほう。しばらく母が家で面倒を見ていたけど、2年ほど前から介護施設で暮らしていた。コロナが始まってから施設は訪問は一切禁止で数年会っていなかったおばあちゃん、本当に突然、ころっと逝ってしまった。動揺しつつその日のうちに航空券を買い、緊急帰国することに。なんとか葬儀に間に合った。

10日ほどでフランスに戻るつもりが、まさかの発熱・・・まさかまさかのコロナだった。フランス出国前のPCRは陰性で、旅中どこでもらったのか不明。親戚やら村の人たちやらが集まるこのタイミングで感染なんて。移動するということはリスクなんだから、ここは自粛すべきだったのか。周囲に迷惑をかけつつ、私本人は高熱で約1週間寝込む。インフルエンザみたいだった。なんてついていないんだろう。

さて、

私が緊急帰国&コロナ感染している間に、彼は一人でマルセイユ領事館の出張サービスinトゥルーズに行き書類を受領。私も6月末になんとかフランスに戻り、再調整した市役所での面談は7月中旬になった。

市役所でのミーティング。まずは担当者が提出書類を確認しながらPCに私たちの情報を入力していく。そして結婚式の日程調整。7-8月は夏休みの時期で役所の職員も休みを取る。もうさっさと手続きを終わらせることがプライオリティーの私たち、いい日取りではないけど、市役所で空きがあり、証人になってくれる友だちも空いていて、一番近い8月13日(土)で決定。

この後に"面談”。どんな面談かと少しドキドキしたけれど、いつどこで会ったのか、いつ結婚を考え始めたのかといった二人への質問、相手の誕生日や家族構成、大学での専攻など簡単なクイズ的?質問があった。すべてフランス語だったけど、必要なところは彼に訳してもらって対応。感じの良い担当者で、雰囲気よく20分ほどで終わった。

あとは結婚式当日を待つのみ。