まさかのフランス

結婚したのがフランス人だった…フランス奮闘生活日記

結婚までの道のり②:コロナで渡航できない

私たちは駐在先の第三国で出会ったのだけど、駐在を終えるときはいったん自分の国に帰らないといけない。同じ時期にいったん仕事を辞めて数か月旅行に出かける予定が、コロナが始まってしまった。

コロナは一気に広がり、それぞれの国になんとか帰れたはいいけど、各国の渡航禁止措置により商業フライトも軒並みキャンセル。どうすることもできず遠距離で過ごす日々。

これで明らかになったのが、彼氏彼女というステータスだけでは国際カップルは不都合が多いこと。PACSしても日本(他、多くの国で)では役立たず、パートナーの国に入れない。会えない。夫婦というステータスがないと、コロナのような不安定な状況のなかではとても脆弱。そしてこの先何が起きてもおかしくない世の中。

この体験から、結婚という制度は特に必要と思っていなかった彼も考えが変わった模様。日本はほんの最近まで外国人の渡航を禁止していて彼はずっと日本に入れなかったからね。私のほうも、結婚しないと今日の国際社会では不安定すぎる、と強く認識するようになった。

というわけで、「結婚に対する考え方を変える人が現れない限り結婚は別に」と言っていた彼、私がその人だったからと言うけれど、実際のところはパートナーが外国人(しかも日本人)で、この不安定な世界を生きるには仕方がなかったというほうが大きいかもしれない。

ま、結婚することになり一番安心したのはウチの両親か。