シリアンと名付けられた暴風雨が国中を舞っているフランス。オーシュ市もここ3日間雨風で朝から憂鬱な空。北西部と違ってこの辺はそんなにひどくないのだけど、雨が続くとやっぱり憂鬱・・・。寒くて、チムニーも使い始めた。
そんな日の昼、「今日のお昼ごはんうどんね!」とオットに言いに行ったとき、オットの顔が恐怖の顔に変わった。私の頭を指さしてma chérie…!と言ったきり次の言葉が出ない。
なにかヤバいことが怒ってると条件反射で察しおじぎの状態で頭を振る私。頭の上からなにやら黒いものが落ちる、というか垂れるのが見えた。
オットがとっさにその黒いものを平手打ち。黒いものはふっとんで部屋の隅に見えなくなった。
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なんと、巨大な蜘蛛だった・・・😭😭😭
Ok、巨大なは言い過ぎかもしれない。けど、クモに慣れてる田舎育ちの大人の男がひるむくらいの大きなやつ。
こんなことある・・・?
秋からカメムシ(ウチの田舎ではヘドガリという)大量発生で洗濯物一つ一つに付くし、食事してる上で飛び回るし、寒くなった今もまだいるし、ホント勘弁してほしいと思っていた。
けど頭の上に大きな蜘蛛は何をも超える体験・・・フランスの田舎やばい。
数日前、オットが私のバスタオルについてた巨大蜘蛛を殺した呪いか。おばあちゃんがよく、朝蜘蛛は殺すなと言っていたのを思い出す。蜘蛛を殺すって、ハエを殺すのとなにかちょっと違う。私だけ?