私が通っていたOFIIのフランス語教室、B1レベルは全部で13人ほどのクラスだったのだけど、その中に20代後半のモロッコ出身の男子がいた。
やさしいし、冗談でクラスを笑わせるし、すごい好印象な彼。
そんな彼がある日、香水を売る仕事もしていることを知った。
私はもう何十年もブルガリのプールオム一筋。が、フランスで買おうとすると高い。もうすぐなくなるけど、どうしようかなーと思っていた矢先だったので、香水話にはとびついた。しかも値段は100mlで30ユーロという。
見たければサンプル持ってくるというのでお願いすると、プロっぽい箱にきれいに入った、いろんなブランドの50種類かそれ以上の香水のサンプルを持って来てくれた。他の女子らとあーだこーだ言いながら、カタログをみつつサンプルを試す。
最終的に、クロエのに決めた!
注文をお願いすると、
「写真にあるように、ブランドのボトルには入ってこないよ」
という。
一瞬、どういう意味だ?と思ったけど、深堀りせず流して聞いていた。
すると、こんなふうに来た。それでも、まぁそういうもんかと何も考えてなかった私。

家に帰ってオットに話すと、
「あ、パチもん買ったな」
と。
そのあとはもうさんざん。トラックから落ちたりしたのを拾って転売してる犯罪商品だとか、体に良くない化学品で作った偽物だとか、、、。
そういわれると、クロエとは一言も書いてない謎ボトルだし謎にめちゃ安いし、謎が多い。ウェブサイトはしっかりしたやつがあるけど、モロッコ人の彼が見せてくれたカタログにはあった、ブランドの名前や写真は出ていない(以前は”Inspired by Chloe”のように書いてあったけど、今はそれもなくなっている)。。
ナイーブだけど、まーったくそんな考えが浮かばなかった私。彼はすごくいいやつだし、フランスの超平和なこの田舎で、システマチックに偽物販売するネットワークがあるなんて。