在外選挙投票の方法には3通りある。
①在外公館に出向いて直接投票する方法
②郵便投票
③一時帰国中なら日本で投票
これまではどの国でもだいたい首都か第2の都市に住んでいたから、日本大使館には簡単に行けていた。海外の田舎に住むのは初めての経験。
田舎に住んでると、在外投票ってけっこう大変😬
今回の参院選、結果的には投票を諦めた。
Gers県の管轄在外公館はマルセイユ領事館だ。でも、マルセイユまでは500kmあり気軽に行ける距離ではない。なので私の選択肢は1択で、郵便投票。
投票日約1ヶ月半前、地元の選挙管理委員会に投票用紙請求書類を送った。La posteで、料金は€5ほどで追跡ができるやつ。4日ほどで届くとのことで余裕だと思っていた。
投函から5日が過ぎたころ、La posteの追跡サイトで在り処を調べてみた。私の手紙はちゃんと届いたのか。
が、
あれ、まだフランスにある・・・。
それから毎日調べるも、なかなかフランスを出ない。
ようやく届けられたのは、なんと2週間と4日後だった。
焦り出す私。だけどもう、地元の選挙管理委員会がすぐに送り返してくれることを祈るしかない。地元も田舎なので、在外郵便投票に慣れてるか、国際郵便に慣れてるかと余計な心配をしながら待つ。
こちらは、私の手紙が届けられてからきっちり1週間で届いた!ささっとこなしてくれた選挙管理委員会の担当者と日本の郵便システムに感動、感謝。
さっそく投票用紙と封筒に記入して準備完了。

が、
である。
この時点でもう投票日まで9日となっていた。同じ方法でフランスから郵送するとまたとんでもない時間がかかってしまう。
La posteと国際宅急便で速達を見積もってみると・・・カッコ内は私のつぶやき。
Colissimo:1~6日で€55.21(1日ってありえない。これどうせ早くて10日コースだろ)
DHL:9日で€84(速達じゃないし高いし)
FedEx:下の通り(え・・・ぼったくり?2回目調べたら割安価格出てきたw)
ケチだと言われるかもしれないけど、信用できないColissimoに€55払えないし、DHL9日じゃ遅いし、FedExはもはや値段設定が意味不明。
とはいえ最後まで迷い、じゃあいくらだったら投票するんだ?!と謎のプレッシャーを自分にかけた。でも結局、FedExの額払えないし間に合わないという判断で、悔しいけれど投票を断念した。
悪いのはLa posteではなく私だということは分かっている。選挙があることは分かっていたんだから、もっともっと前から準備をすればよかった。
それにしても、海外の田舎在住者にとっては在外投票の難易度が高すぎる。在外公館に出向くにも、郵便投票をするにもお金がかかるし、地元の選挙管理委員会との間に1.5往復もやりとりがある。
オンライン投票にしてくれ!!
と大声で叫びたい。
